2024年8月、フィンランドにあるトゥルク大学歯科生体材料研究所(TCBC)を視察してきました。

TCBCは、歯科および医療用生体材料の分野において、世界的にも高い評価を受けている研究拠点です。

歯科インプラントの材料研究をはじめ、基礎研究にとどまらず、実際の臨床応用を強く意識した研究が行われています。

施設内には最先端の研究機器が整備されており、学内の研究者だけでなく、海外からの研究者や産業界とも積極的に連携しながら、研究が進められている点が非常に印象的でした。

研究と臨床、そして産業が自然につながっている環境は、今後の歯科医療の在り方を考える上でも、大変示唆に富むものだと感じました。

中でも、歯科用グラスファイバーの研究が盛んに行われており、ここで研究・開発された材料は、日本の歯科医療の現場でも広く使用されています。

日々の診療で目にしている材料が、どのような研究の積み重ねによって生まれているのかを知ることができ、大変興味深く、学びの多い視察となりました。

当日は、センター長の Lippo 先生 から、使用されている機械や材料、現在進められている研究内容について、直接レクチャーを受ける機会にも恵まれました。

世界の最前線で行われている研究に触れ、改めて基礎研究の重要性と、その成果を臨床にどう生かしていくかについて深く考える、非常に有意義な時間となりました。

センター長のLippo先生と

研究員の先生と